ぺんくんブログ
介護

腰痛予防のためにボディメカニクスを使ってみよう!

どーも、ぺんくんです。

今回は、介護に役立つボディメカニクスの基本をご紹介します。

介護業界ではよく、腰を痛めてしまうという声が多く聞かれます。

ちなみに私も最初の頃は腰痛に悩まされていました(^_^;)

ですがボディメカニクスを知ってからは、腰痛がほとんどなくなりました。

また、ボディメカニクスの基本を覚えておくと、家事などにも活用できますので、ぜひ知っていただきたいです。

ということで!

腰を痛めないためにも、ボディメカニクスの基本をご紹介していきますね!

腰痛予防のためにボディメカニクスを使ってみよう!

ボディメカニクスとは?

ボディメカニクスとは、人間の運動機能(骨格等)の相互関係の総称で、力学的原理を活用する技術のことです。

簡単に言うと、テコの原理を利用する技術ですね。

テコの原理とは

弱い力でも重いものを動かせたり、微小な運動を大規模な運動に変換する物理のことである。

「あまり力がないんだよね…」

という人でも、ボディメカニクスを使うことにより、力がなくても持ち上げることなど出来ますよ!

ボディメカニクスの基本

これからボディメカニクスの基本を7つご紹介していきます。

①支持基底面を広くとる

 両足を広めに開いて立つことによって立位が安定し、無駄な力を使いません。

②重心を近づける

ご利用者様にできるだけ接近し、それぞれの重心を近づけることによって、無駄な力を使うことがありません。

※ご利用者様の中に、身体を近づけることによって安心感を抱く方もいらっしゃるので、信頼関係を築けるチャンスでもありますよ。

③水平移動を使う

持ち上げるのではなく、水平に滑らせるようにすると、少しの力で移動できます。

※素手でやると、摩擦によって皮膚を傷めてしまう可能性がありますので、長めのアームウォーマーを用意しておくと便利ですよ(^^)

④身体を小さくまとめる

ご利用者様の腕や足を小さくまとめることで、身体とベッドなどの摩擦面が少なくなり、移動の負担が軽減されます。

⑤ご利用者様を手前に引き寄せる

引き寄せることによって、介護者自身の方向に向かって力を集中させることが出来るため、少しの力で移動が可能になります。引き寄せないで行うと、腕にかなりの負担がいき、腰を痛める原因にもなります。

⑥介護者の重心移動でご利用者様を動かす

背筋を伸ばしながら膝の屈伸を使うと、腰を痛めません。足先を重心移動する方向に向け、膝の屈伸で重心を移すと骨盤が安定し、スムーズで安定した移動になります。

⑦肩と腰を平行に保つ

不自然に身体を曲げたりねじったりすると不安定になり、腰痛の原因にもなりますので、肩と腰を平行に保つことを心掛けてください。

以上がボディメカニクスの基本となります。

②、⑤、⑥については、ベッドから車椅子等、移乗する際に使ってみてください。

③、④については、ベッド上で下から上へと動かすときに使ってみてください。

⑦については、いろんな場面で使ってみてください。

ボディメカニクスを使うべし!

ここまでボディメカニクスの基本をご紹介してきました。

このボディメカニクスの基本7つを意識することによって、腰痛の予防になりますし、介護負担の軽減にもなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

最初は慣れないかもしれませんが、やっていくうちに慣れていくので焦らずやってみてください(^-^)

ボディメカニクスを活用して、腰痛が軽減されるのを実感してみてください。

ではまたお会いしましょう(´ω`)♪