ぺんくんブログ
アドラー心理学

人生の先輩から学べること、新人教育をしていくうえで知ってほしいこと(アドラー心理学付き)

どーも、ぺんくんです。

今回は私の体験したことと共に、人生の先輩から学べること、新人教育をしていくうえで知ってほしいことをみなさんにご紹介していこうと思います。

私の本職でもある介護士は、人生の先輩である高齢者との交流が欠かせません。

また、介護業界は職員の出入り(新しい人、辞めていく人)が多いため、新人教育が欠かせない職場です。

《人生の先輩から何を学べるの?》

《新人教育、大変なんだよね》

と思う人がいるかもしれません。

ということで!

私が介護士として体験した“ある男性高齢者との会話”と”新人からの悩み”+アドラー心理学に触れながら、

《人生の先輩から何を学べるの?》

《新人教育、大変なんだよね》

を解決していこうと思います!

先輩から学ぶこと、新人教育をしていくうえで知ってほしいこと(アドラー心理学付き)

先輩から学べること

ある男性高齢者との会話は、私が仕事終わり直前に体験したことです。

1.信頼と協力

ある男性高齢者との会話をご紹介する前に、まず初めにアドラー心理学を2つご紹介しておきます。

「信用」するのではなく「信頼」するのだ。「信頼」とは裏付けも担保もなく相手を信じること。裏切られる可能性があっても相手を信じるのである。

ダイヤモンド社「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる 100の言葉」より引用

他者との協力

人との協力が必要だと私が理解するようになったのは、「自分が他の人と結びついている」という感覚によるものだった。

宝島社「アドラー100の言葉 人は今すぐ幸せになれる」監修 和田秀樹 より引用

では、これから利用者との会話のご紹介をしていきますね。

私はある男性高齢者に呼ばれ、「話しておきたいことがある」と言われ、男性高齢者のそばに行きました。

そこからある男性高齢者は自分自身の体験談を話し始めました。

みなさんには、ある男性高齢者が話した一部をご紹介します。

「仕事するにも、会社を立ち上げるときにも人との協力が必要だ。私はある人に信頼してもらい、出会ったばかりだったが私もその人のことを信頼することが出来た。人生はいつ何起こるかわからない。」

「人と協力することにより仕事や会社がよい方向にいき、信頼出来る仲までなる。そして、どんな困難も乗り越えることが出来た。会社を作るのはとても簡単なことではない。」

と話されました。

この男性高齢者が話してくれた内容が、先ほどご紹介したアドラー心理学の内容と似ていると思いませんか?

介護の現場でも、協力していくことにより、この人は信頼出来ると感じるようになります。

しかし、協力せず仕事を進めていく人は、周りからの信頼が低いなと感じませんか?

ある男性高齢者との会話のことではないのですが…

ご紹介したアドラー心理学の中に”裏切られる可能性があっても相手を信じるのである。“という言葉がありましたよね。

私はこの言葉に衝撃を受けてしまいました(^_^;)

アドラーさん、なんて心が広い持ち主なのだ…!

2.お互いの意見を言い合う

信頼と協力の話をされたあと、男性高齢者は今の政府の新型コロナ対策について話し始めました。

ここでアドラー心理学を1つご紹介します。

自分と違う意見を述べる人はあなたを批判したいのではない。違いは当然であり、だからこそ意味があるのだ。

ダイヤモンド社「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる 100の言葉」より引用

このアドラー心理学を分かりやすくするために、私とある男性高齢者との会話を吹き出しで書きますね。

男性高齢者

今の政府の新型コロナウイルス対策、どう思う?

ぺんくん

新型コロナウイルス対策が遅いと思いました。広まってから対策が始まったので。

あとは全国での小・中学校の休校はいきなりすぎだと思います。

男性高齢者

いきなりというのは違うと思うんだ。前から話し合っていたことだと思う。

ぺんくん

どこが違うんです?

新型コロナウイルス対策で、全国での小・中学校の休校はいきなりすぎるとニュースでやってましたよ。

男性高齢者

政府にはたくさんの課題があるのだよ。たくさんの課題があり、たくさん話し合っている。国を良くしていくためにな。

ぺんくん

政府にはたくさんの課題がある…。

だから発信が遅くなってしまったと?

男性高齢者

俺も対策が遅かったんじゃないかと思ったぞ。

ただ新型コロナ対策については、政府は優先順位を間違えてしまったのかもな。

ぺんくん

なるほど。

いきなり話し合ったってわけでもないけど、優先順位を間違えてしまったことにより、国民にはいきなりすぎるという印象を与えてしまったんですね。

男性高齢者

そうなるな。

国民に、政府も頑張っているということをわかってもらいたいね。

ぺんくん

(男性高齢者、みるところが違うなぁ~)

男性高齢者

いやぁ~、あんたと話が出来てよかったよ。忙しそうだから、話をしたくてもなかなか話が出来なかったからなぁ~。

これからもまた、よろしく頼むよ。

ぺんくん

いつも忙しそうにしててすみません…。

こちらこそ、よろしくお願いします!

このように私とある男性高齢者は、意見を交わしながら新型コロナウイルス対策に話し合いました。

お互いの意見を言い合っていくことにより、それぞれ見えていなかった部分をお互い見えるようになっていく。

アドラー心理学にある“だからこそ意味がある”というのは、”自分の意見を言うことにより、相手に見えていなかった部分を見てもらうことが出来る”ということなのではないのかなと、私は解釈しました。。

みなさんは、”だからこそ意味がある”はどのような意味があると解釈しましたか?

新人教育をしていくうえで知ってほしいこと

次は、私が体験した新人教育についてご紹介していきます。

なんとアドラー心理学には、新人教育にぴったりな言葉があるんですよ~(^-^)

ではさっそくご紹介していきますね!

1.失敗しても寄り添う、見守る

まずは2つのアドラー心理学をご紹介していきますね。

大切なことは「共感」することだ。「共感」とは、相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じることである。

ダイヤモンド社「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる 100の言葉」より引用

人は失敗を通じてしか学ばない。失敗を経験させ、自ら「変わろう」と決断するのを見守るのだ。

ダイヤモンド社「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる 100の言葉」より引用

では、私の体験をご紹介していきますね。

私が夜勤明けでフロアの見守りのため残業していた日、新人の20代男性職員が「どうして僕は出来ないんですかね…」とネガティブ発言をしてきました。

急にそのような話をしてきたのでビックリしましたが、何かあったのか問いかけると、「人が少ないのに失敗して皆に迷惑をかけてしまいます」と。

(待て待て、勤務してまだ1週間も経っていないぞ。)と私は思いましたが、私はあることを思い出しました。

この男性職員は前の職場にて、入って間もないのにすぐ怒られるという経験をしていたことを。

その経験をしているため、ここでもすぐ怒られるんじゃないかという考えになっているのかなと思いました。

たしかに、私も若いときは失敗を恐れていました。

しかし、アドラー心理学には“人は失敗を通じてしか学ばない。”という言葉があり、まさにその通り!と思いました。

失敗したことにより、次は失敗しないようにしようと思うようになる。

そして、その失敗がいい経験になっていくことを後から分かるようになりました。

だから私は男性職員に、『失敗を恐れることはないよ。失敗をしてしまったら、次はどうしたら良いのか考えて、またチャレンジしてみたらどうかな。』と。

すると男性職員は、「なるほど、ぺんくんさんに相談してよかったです!また頑張っていきますね!」と元気になり仕事再開してました。

もちろん、ブログでも料理などでも同じことが言えます。

失敗したら試行錯誤してまたやってみる。これを何度も繰り返して、やっと成功する。

まさに、『失敗は成功のもと』ですね!

※ちょいと雑談

私がアドラー心理学を読み始めたのは、ある人と出会ってからでした。その人といろんな経験をし、たくさんのアドバイスをもらいました。

しかし、その人ばかりに頼るのではなく自分でも人生について勉強しようと思い、アドラー心理学を読み始めたのがきっかけです。それまでは興味がありませんでした…(^_^;)

また、私が失敗を恐れないようになったのもある人のおかげですので、本当に感謝です!

男性高齢者の言葉の中にもあるように、人生はいつ何起こるか本当にわかりません。

だから私は、みなさんに少しでも役立つようなアドラー心理学をご紹介しているのです(^-^)

ちょいと雑談でした。

2.見方を変える

新人教育をしていくうちに、負の部分が見えてくると思います。

負のまま相手を見てしまうと、怒りに変わってしまい、イライラしてしまう人が出てくるかもしれません。

そんなときは、このアドラー心理学です!

「暗い」のではなく「優しい」のだ。「のろま」ではなく「ていねい」なのだ。「失敗ばかり」ではなく「たくさんのチャレンジをしている」のだ。

ダイヤモンド社「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる 100の言葉」より引用

見方を変えるだけで、心に余裕を持つことが出来ると思います。

負のまま相手を見てしまうと、人間関係も悪化してしまいますからね…。

見方を変えるって大事なことですね。

先輩から学べること、新人教育をしていくうえで知ってほしいこととは!

ここまで私の体験とともに、”先輩から学んだこと””新人教育”についてご紹介してきました。

《何を伝えたかったのかわからない…。》

という人のために、 “先輩から学べること””新人教育をしていくうえで知ってほしいこと”をまとめてみました!

先輩から学んだこと

☆人を信頼、人と協力することによって、様々な困難を乗り越えることが出来る。

自分と違う意見を述べるのは、当然なことであり、信頼を築いていけることもある。

新人教育をしていくうえで

☆相手に共感をし、失敗しても自ら「変わろう」という決断するのを見守ることが大切。

☆見方を変えることによってイライラやストレスが軽減され、心に余裕が持てる。

このまとめを利用して、前頭にあった2つの疑問を私なりに解決してみますね。

人生の先輩から何を学べるの?

→人生の先輩はたくさんの経験(困難や成功)をしているため、今後の自分の人生に活かすことが出来る。

新人教育大変なんだよね

→失敗してもすぐに怒らず、相手に共感してみる。そして見方を変えてみる。そうすることにより、自分の負担が軽減されていくかも。

みなさんはどのように解決出来ましたか?

今回ご紹介してきたことは、今後の仕事や新人教育に活かしてみてはいかがでしょうか。(^-^)

もちろん、プライベートのときにも使えることなので、ぜひ活かしてみてください(^-^)

おまけ

新社会人になる人は、不安な気持ちやワクワクな気持ち、様々な気持ちがあると思います。

そこで、1つだけアドラー心理学をご紹介しますね。

人生に挑戦が尽きないことは われわれにとって幸福である。

宝島社「アドラー100の言葉 人は今すぐ幸せになれる」監修 和田秀樹 より引用

失敗を恐れずに、どんどん前に進んでください!そして、1日1日を大切に生きてください。

新しい第一歩、応援しています!

ちなみに、私がご紹介したアドラー心理学の言葉の詳細は、

*宝島社「アドラー100の言葉 人は今すぐ幸せになれる」

*ダイヤモンド社「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる 100の言葉」

にそれぞれ書かれていますので、ぜひ読んでみてください(^-^)

ではまたお会いしましょう(´ω`)♪